アメリカ旅客鉄道史おまけ(雑談と掲示板) おまけページ-バス

第二話
○余野〜千提寺口〜千里中央 2003年7月2日
・阪急バスが運行(60分おき ラッシュ時は結構多い)

路線図 地形詳細はマピオンの道路地図(バス路線付き)にリンクしているので参照のこと
 北大阪急行電鉄の終点、千里中央から余野町にある希望ヶ丘団地を結ぶバス路線。一応団地路線なので、ラッシュ時には便数も多く、最終は千里中央発夜10時45分であるが希望ヶ丘までは一時間かかる。途中人気のない山深い場所を延々走り、400メートル級の峠越えが二箇所もあり、急勾配やカーブも多い。この路線は私のお気に入りの路線で、用もないのに何度も乗っている。

 この路線のバスには急行の表示があり、千里中央を出ると3キロ先の白島というところまでノンストップ、そこから箕面市の粟生団地まで裏道を通って行くのだが、北千里駅経由の各停便だと30分ぐらいかかるところを15分で行ってしまう。『凄い速いからもう着く』とか車内で興奮気味に話していた人が以前いたような気がする。この一時間おきの急行はこのあたりの人にも好評なのか、最近では粟生団地止まりの急行も設定されている。なお、このバスは時間帯によっては粟生団地を経由しない。
 粟生団地(早朝深夜の便は通過)のバス停をすぎると、山間部に入る。山間部に入る直前に粟生間谷西四丁目というバス停があるのだが、ここをすぎると6キロ先の泉原というところまで人家がない。勝尾寺川沿いの狭い道をバスは登って行く、渓谷であるが川の流れの方は薮に覆われていてよく見えない。但し片側は急ながけである。しばらく行くと、勝尾寺に登って行く分岐点がある。北摂霊園方面の路線はこちらを登って行く。千提寺口経由のバスはまっすぐ進み、箕面市の清掃工場であるクリーンセンターを通過、ハイキング客を対象にしたバスではなく、自由乗降区間もないので、クリーンセンターの前にあるバス停はこの区間唯一のバス停である。バス停は無人の山中を進んでいく(途中飯場のようなものが1ヶ所あるが)、直線主体であるが結構勾配もきつく、道路には12%の標識があったりする。
 延々登りが続いた後、バスは峠を越える。ただ、道が直線主体なので鞍部を通ることがそれとなくわかる程度である。峠越えをした後、急な下り坂になり谷間の集落に入る。ここが泉原で、ここで谷を下から登ってきた茨木方面からきたバス路線(茨木駅〜泉原〜千提寺口〜忍頂寺)と合流する。
 ここからバスは登りである。少し上ると谷が広がり、棚田と民家が広がるところを緩やかなカーブを描いて道は続いていく。千提寺口はこの途中にあり、忍頂寺にいく細い道が分岐している。棚田が終わるところあたりがこの路線の最高地点で、標高にすると420メートルぐらいある。結構民家もあるのでわかりにくいが、このあたりが2つ目の峠である。
 ここをすぎるとバスは下りに入り、しばらく進むと希望ヶ丘団地である。団地の前にバスの車庫があるが、ここが阪急バス豊能営業所である。希望ヶ丘団地をすぎると余野。近くに豊能町の役場があり、このあたりが豊能町の余野地区の中心部なのだが、希望ヶ丘団地との間に微妙に距離があるのが気になるところ。

 鉄道乗りつぶしの場合は昼間に乗らないと面白くないが、この路線は夜中に乗っても結構面白い。日の入りの早い晩秋の19時半頃の余野行きに乗車した事があるが、粟生団地を出るとあたりは漆黒の闇、時々闇を切り裂いて車がやってくるのだが、結構飛ばすのでおっかない。余野21時の最終便で千里中央に向かった事もあるが、状況は似たようなものであった。
 また、結構本数が多いので、バス同士の離合も面白い。バスはバス停もないのでのろのろ走っているわけでもない(速い時は余野⇒粟生間谷西4丁目 30分程度で下る)のだが、カーブなどが多いために乗用車に比べるとスピードがあがらない。その為バスはカルガモの親子のごとく何台も(追いついてしまった)乗用車を従えてやってくる。この路線と京阪バスの比叡平に向かう路線は乗用車の追い越しが難しいのでそんな光景が良く見られる。
休日や年始には混雑にまきこまれて遅れることもある。。


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