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<趣味について>作者の趣味のページ(1)普通な趣味
 趣味のページで別項で趣味について書くのは変な感じもするが、母が習い事好き(何を最初にはじめたのかは不明だが、陶芸、ピアノ、フラワーアレンジメント、英会話、菓子つくりと色々やっていたことは確かである)だったのが遺伝してしまったのか、あれやこれや手を出す癖がある。ちょっとまとめてみた。

○梅酒作り

 2001年前に、紀州南高梅と九州純麦焼酎、蜂蜜という豪勢な材料で漬け込みを開始する。
 材料が材料だけに通常の製法の倍ほどのコストと手間(高いから丁寧にと梅の洗浄にかなり時間をかけている)がかかるのだが、出来た梅酒は自分で飲んでも美味しいし、誰が口にしても美味いと言うのでやめられなくなる。
 2002年は3瓶漬ける。1瓶は1キロ1500円(普通の南高は1キロ800円程度)もする紅梅を使用。芳醇な出来となったが、普通の南紅梅でも同様の出来には出来そうである。1瓶は普通の青梅を使用、こちらの風味は値段相応と言ったところ。さっさと飲んでしまおうと、他の2瓶とは別の場所で保管するが、そこのコンクリの臭気を吸収してしまい、とんでもない風味に(飲むと悪酔いする・・・シックハウスリキュール?)。
 2003年は2瓶である。梅の出荷直前に台風があったせいで、品薄となってしまい入手に苦労する。デパートで南部川村からの出張販売の南高梅を1キロ950円で入手。これは昨年の南高と同じような出来か。
 続いて、2004年にも3瓶をつけたが、2005年現在、開封していない。いろいろと忙しくなり、趣味ではこのサイトを死守する事が精一杯、酒量も減ったのか酒に弱くなったのか好みが変わったのかでとにかく梅酒の消費量も減ったので、開封、瓶詰めの処理をする時間がなかったのである。かくて2005年は漬け込みを行わず、2004年ものが熟成を続けている(本当は実を取り出さなくてはいけないのだが)

 私の梅酒つくりの特徴は

・焼酎と蜂蜜という関係が影響していると思われるが、熟成に通常より時間がかかっている。2、3ヶ月では焼酎の荒々しさが残り、まろやかな風味となるのは4ヶ月後(10月半ば以降)。
・熟成には時間がかかるが、果肉の一部は瓶の底にたまる。昨年の分は時間をかけて濾過した。
・甘めの酒が好きで甘さ強めにつくってしまう癖がある。

⇒2008年3月補足:2004年に漬けた梅酒は、2007年6月に瓶詰めを行った。長期熟成で大分美味になったので、2007年度物は2年以上の長期熟成を行う予定である。



○日本酒

 日本酒は美味しくないという人が結構いるが、多くの場合、その理由は保管状況の悪い安物の酒しか飲んでいない事による。冷暗所、もしくは冷蔵保存の純米吟醸酒(添加物を加えず、精米歩合を高めた米を使用した酒)なら、高級ワインに匹敵する風味が楽しめる。
 日本酒の楽しみは、かなり良く出来たものを安価に味わうことが出来る事にある。純米吟醸酒/純米大吟醸酒というのは品質上の大雑把な区別に過ぎず、その内容は千差万別であるが、ワインのような市場が整備されていないために、出来の良い悪いに関係なく、特に限定されたものを除けば2000〜4000円/4合という値段で取引されている。ゆえに、高価=高級=美味 という図式が成り立たず、美味な酒を自分で探求する楽しみもある。
 近年の日本酒の高品質化は、日本酒の味を渋みのある甘口(ちなみに、高度経済成長期の日本酒はアルコールや糖類の添加でこの風味を作り出していたが、精米歩合を低くする事で純米でこの風味を演出することも出来る、これも面白い)からあっさりした辛口に変えている。私の日本酒の好みはひねくれていて、あっさりした感触を持ちながらも甘口を求めてしまう。これに該当する酒は伏見の酒作りを参考に高品質の酒を造る滋賀の幾つかのメーカーの酒(全国的に販売されている新潟の有名メーカーの「純米吟醸甘口(2010年現在廃盤)」もこれに属するものだが)で、結果滋賀県産の銘酒を買う事が多い。
 ・・・ちなみに、酒を飲む事自体は別に趣味ではないと思うが、私の場合、集めた日本酒の飲み方と外で他の人と酒を飲む時の飲み方(銘柄についてとやかく言わず二日酔いしないような酒の選び方をする)を意識的に変えているので、家で飲むときの日本酒志向は趣味に相当するかもしれない。

・・・補注
 ワインやビールも悪くないが日本国内ではワインは少々高め、ビールは品目が選べないという難点がある。2004年3月のヨーロッパ旅行で飲んだワイン、ドイツビールはなかなか良かった(品揃えが良いので昼間から食堂車で飲んでいた・・・)。カリフォルニア電鉄探訪の際にはナパ(ここにはぶどう園の中を走る電鉄路線がかつて存在した)でカリフォルニアワインを味わいたいものである。
・・・補注2
 2005年アメリカ行きではナパには行かず、モントリーオールのレストランではアイスワインを注文するも、今は置いていないと言われ、ワインでは大きな収穫なし。しかし、アメリカのスーパーではビールの品揃えが良く、ドイツ製の芳醇なビールを楽しむ事ができた。ちなみに、アメリカのスーパーには日本酒も置いてあった。
・・・補注3(2008年)
 2007年以降、日本酒を飲まなくなりビールにはまっている。2006年のアメリカ行きではベルギービールが安いのに感動して飲みまくっていた。このときのカナダ行きではアイスワインの入手に成功。飲みまくる。
・・・補注4(2009年3/31))
 今年になって再び日本酒に回帰。昔よく買っていた滋賀県の某メーカーの生酒を再び購入して楽しんでいる。冷蔵庫の中に5年前ののみ残しがあったのでためしに飲んでみると熟成して良い按配に・・・(捨てようかどうか悩んでいたのだが、とある朝市で常温保存生酒の5年熟成品を販売していたので、大丈夫だろうとチャレンジ)。度数の高い純米(純米吟醸/純米大吟醸)生酒は保存向きと言えるかもしれない。
・・・補注5(2010年2月19日)
  オランダではビールを飲みまくった。トラピストビール(修道院ビール)といえば、ベルギーが有名だが一部オランダ産のものもあり、日本では400〜600円くらいで売られているものが100円位で買えた。ビールを専門としない国際会議の夕食会場でも「うちはウエストマールしかないんだけどそれでいい?トリプルにする?ダブルにする?」みたいな感じで普通に飲めるのが良かった。但し飲みまくったのは前半のみで、後半は風邪を引いたのでお茶で我慢していた(ロンドンで一晩だけワインバーとパブに行って症状を悪化させた・・・)。
オランダで飲んだベルギービールの一つ
GRIMBERGEN(外部リンク
この日はオランダ人の先生に「アルコール度数高いから注意しなよ」
といわれたにも関わらず、これ(アルコール9%)2本と、ウエストマール
ダブル(7%)を飲む。アルコールに関して言えば生中5本分相当で、そ
の日(しかも飲んだ後報告の練習・・・)も翌朝も平気だったのが不思議
だが、風邪を引く遠因になっていた可能性は大。

○山歩き

 山間部のバスに乗ったときに、(多くの趣味人は普通にやっていると言うものの)折り返しのバスにそのまま乗る度胸がなく、峠越えをして別路線のバスに乗り込もうとしたのがその嚆矢。しかし、だんだんやることがエスカレートしてきて...。例を挙げると、

・洛北雪中山行−ある冬の日、花背峠の雪が観たくなって乗った(この日はさすがに単純に折り返すつもりだった)広河原行きのバスでボーイスカウトの一団と遭遇、話しついでに旧道花背峠の山歩きに同行、50センチの積雪をラッセル...。
・剣山登山−四国交通の祖谷線の終点名頃から何を思ったか剣山へ登山、山頂の山小屋に宿泊し日の出を眺める。剣山の登山口にはバスは来ないので、一宇村の剣橋と言うところまで下山。バスを一本逃し3時間待ちとなったので「天の岩戸」という史跡を見に小ハイキングを行う。登った高さの合計は1000メートル、下りは2000メートルぐらいになるだろうか。
・天ヶ瀬ダム(滋賀と京都の県境にあるダム)の近くで−京阪バスの支線に乗った後、宇治まで歩いたのだが、山道の途中で猛犬(一応飼い犬らしかったが)に遭遇。強烈に吼えながら道の真中をふさいでいる。逃げたらもと来た道を戻るしかなく、バスも無いのでかなりの距離を歩くことになってしまうので対決を決意。目を合わせたまま接近し、相手を道の脇に追いやる。無事通過した後は背中を見せたら明らかに危険なので、目を合わせたまま相手に悟られないように後退。対決は犬が視界から消えるまで続いた。

 この他にも、高槻の山中で道なき道を歩いたり、京都の高雄の山中で真っ暗な峠を越えたりと妙な冒険をたくさんしてしまっている。ただ、最近は(不用意に山を歩こうとすると結局道が分からなくなって大回りしてしまうので)きちんとした地図を購入して、ハイキングコースとして整備されている道を歩くことが多くなってきた。今のところ長野県の各路線では(観光路線として周遊に便利なように路線が整備されていることもあり)山歩きをしていないが、面白そうなので装備を買う事も考えている。かなり本末転倒と言うか、本来の山バスの使い方に近くなってきたと言うのか...。

2008年現在、山バスには全然乗っていないが週2〜5回の大文字登山というものを1月から始めている。

○道路

 残念ながら、車はおろか免許も保有していないせいで車にはあまり関心が無いのだが、道路は好きである。
 特に(自動車通行可能な)山道は大好きで、悪路を紹介したサイトを熱心にチェックしたりしている。バスの終点の先の山道を歩こうとするのもそのためかもしれない。頭文字Dという漫画があるが、初めて見たときに「いかにしてこの峠を攻めるか」という話が面白くて徹夜で20巻読んでしまった。山バスに乗るにしても車で峠攻めするにしてもポイントはコーナーの特徴をつかむ(バスの場合は観察する側であるが)事にあり、バスで登り降りするにしても車でするにしても面白いところとそうでないところがあるから似たようなものなのかもしれない。
 山間地を通る高速道路も結構好きで、空いている自由席の高速バスの場合、前の方を陣取って前方観察に勤しむ事が多い。近年債務が問題になっている高速道路であるが、暫定二車線(追い越し不可能である)の路線に関して言えば、利用密度が高くなり、時間短縮効果が著しい(以前は一般道路並みの最高速度であったが、中央分離帯を強化することで最高速度70KM/hに改められている)等のメリットがある。恒久2車線で作るとか言う改革案があっても良いような気もするのだが(単線新幹線並みの発想かも?だけど前例もあるし)。
 高速道路といえば、アメリカではサンタモニカ・フリーウェイを満喫。もっとも、免許・車なしの私はバス、それも市バスに乗ってという話なのだが全米一込むという片側5車線の高速道路は自動車だらけだった。


○語学

  ひさしを貸して母屋を取られる、という感じの日の出の勢いの趣味。母屋は勿論鉄道である。アメリカの鉄道にはまった(嵌めた?)理由の一つは実は英語力強化のためでもあったのだが、英語のマニア本を一通り読めるようになってしまった現在の課題は会話力。しかも、英語のマニア本を読むのは余暇と認識しているが、会話の勉強は勉強なので、有益な時間を浪費するという罪の意識がない。英会話教室でのレッスンは4年目に突入。年平均数十点ずつTOEICが進歩しているのだが、これは進歩か停滞か?会話教室は暇つぶし感覚だったのだが、それを講師とスタッフに感づかれてしまい、昨年(2004)末にレベルの高いクラスに放り込まれ四苦八苦する毎日になってしまったが、その影響で最近は会話勉強が面白くなっているときていて・・・。高校時代には全く勉強せず、先生に怒られてばっかりだったのだが、この変化は・・・(しかもこれを英語でネイティブの講師に説明していたりして・・・)。ちなみに、趣味で読むのは米語の本だが、アメリカ人講師に英語を教わった事は無く、会話の方は英国英語に近い。
  その他の言語にも興味関心があり、家には仏語、ドイツ語、韓国語(ハングルの基本的な読み方は覚えた)、スペイン語、イタリア語(昨年行った時はチャオとグラツェとボン・ジョルノしか言えなかったがその後数字を覚えた)、アラビア語(・・・)のテキストが転がっていたりするが、英語の能力がある程度向上するまでは禁止、という内規を設けて規制している。逆に言えば、将来語学学校メドレーとか行って、半年づつぐらい語学教室に行く事になる可能性が高い(英会話学校の有益な使い方を体得してしまったために、その危険性?は大)。解禁になる基準はTOEIC800点(先日−2005年3月−のTOEICでスコアが110点上がり、あと一息と期待したが、11月の試験での上昇率はわずか+10点、反則的だが2006年の問題構成変更が自分に有利になる事−穴埋め問題が出るので、本を流し読みする人間には有利そうである−を期待すべきか・・・)。まあ、当分おあずけといったところか。
  私の場合、英語学習の目標は極めて高い。アメリカの鉄道ファンと「いやあ、バーリントン鉄道はゼファーもいいけど、木造のパーラーカーなんかも素敵ですね。ミネアポリスなんかに向かう急行列車にも連結されていたんでしょう。」とかいう話を流暢にしたいし、木造プルマン車とか、年寄り好みの車両に関心があるために、聞き取り困難な高齢者とかとの交流にも備えたい。しかも、あわよけばアメリカの鉄道博物館でキュレーターとか考えているので、英語で本一冊ぐらい書けるライティング力も欲しい。こんなことを考えるとTOEIC800点なんてスコアではとても効かないわけで(800としているのは900点台をとるとネイティブと同等の会話力があると誤解される可能性があるため。余興で900点台はいいと思うが、試験勉強で得た900点台というのには問題があるような気がする)、道は遥かかなたまで続いているわけである。

・・・2008年補足
  TOEICは800点になっていないが、2006年からドイツ語講座に2年間通う。しかし、そう簡単に習得は出来ず、英語のようには話せていない(今春で一旦終了)。
  高かった英会話学習の目標だが、2006年アメリカ行きで、「インディアナ鉄道の軽量高速車は早かったぞ」と面白そうに話す老人や、フィラデルフィアの郊外路面電車路線近くで生まれ、叡山電車とパシフィック電鉄が大好きという鉄道ファンのおっさんと夕食を楽しむ等のイベントがあり、一応第一の目標は達成できた。次はキュレーターである。
 ところで、いくら勉強しても勉強だけじゃ理解できない事もあるというのは、鉄道本や鉄道ビデオを見るだけでも理解できる。アメリカ人は複々線をなんていうか?辞書にはquadruple trackとあるが、これをネット検索にかけて頭に出てくるのは日本人の英文。通常はこんな風には言わない(もっとも全く使わないわけでもなくHilton & Dueのアメリカの都市間電車の本の中ではそうなっている)で4-trackと呼んでいる。辞書でelectric traction company と出てくる電鉄会社も、○○電鉄という使い方をするときにはelectricをつけずに○○traction companyと呼ぶのが普通である。アメリカ英語では鉄道をRailroadと呼ぶが、かといってRailwayが使われないわけでもなく、電気鉄道などはelectric railwayで、多くの電鉄会社はrailwayを名乗っていた。railwayには「軌道」的意味合いがあるのだが(但し「軌条」と「軌道」の中間的意味合いのtramwayがある)、かといってrailway=軌道としていいのかといえば、大陸横断鉄道の一つ、グレートノーザン鉄道はGreat Northern Railwayで、幹線鉄道を中心としたアメリカの業界雑誌もRailway Ageであり、使い方には幅がある。
 面白いことに、この類の用語には、和製英語と言われているカタカナ語がそうでないというパターンもある。「ワンマンカー」は和製英語であるといわれているが、運賃箱を搭載して運転手だけで運転する車両を指して、one-man car という言葉が都市間電車の書籍などでは使われている(例 小型の路面電車車両であるバーニー車を指して It was to be a one-man car. 「それはワンマン運行を意図した車両であった」といったところか)。「ワンマンカー」和製英語説は車掌乗務の路面電車が大昔に駆逐されている現代アメリカでは使われず、ゆえに通じないであろうことや、「ワンマン社長」とか言った用法が和製英語だから生じた通説なのであろうが、あまり正確ではない。
 あまり教えられず、にもかかわらず良く使われる、通俗的な用語としては5セントなどがある。これはかつての路面電車の標準的な運賃でその意味では準鉄道用語だが、ホームコメディでも出てくる。普通five centとは言わずにa nickelと呼んでいる(もっとも、5セント単体で呼ぶときのみだろうが)。アメリカのドラマで「ダラー」と出てくるべきところで「バクシーズ」という言葉が出てきたときは「バックス⇒ボックス⇒箱?」と大いに困惑してしまった(正解のヒントは、ドル紙幣の別名、「グリーン○○○」にある)。TOEIC800も大した事はないというのは最近よく言われる事であるが、こんな事も関係しているわけである。

○鉄道

 アメリカの鉄道への異常な熱中ぶりを考えると、鉄道に関心がなくなったわけではないのだろうが、日本の鉄道に関する興味関心は甚だしく低下している。例を挙げると、

・鉄道ファンを時刻表代わりに使ってしまう
 アメリカとヨーロッパの時刻表復刻版は入手したくて財源を確保している最中であるが、日本の時刻表は5年間(5年前に購入したのも3年ぶりくらいだったし)も買っていない。そのときある列車に乗ればいいし、待ち時間があれば辺りを探索すればいいし、グループ旅行でメンバーに鉄道ファンがいれば、その人が大型時刻表を持っているからその人に聞けば良いわけだし(周りでは真打ちの鉄道ファンが不在のときに利用できる補欠メンバーのように把握されている)。

・肝心な事を忘れている
 鉄道に強くない知人に「アメリカの寝台車の車両形式図を買ってしまったんだよ。」という話をしたら、「そういえば、東京から九州に行くブルートレインって何本残ってるの。」と聞かれた。「あれ、何があるんだっけ?」。単に物忘れがひどくなっただけかもしれませんが・・・。後で調べたら、併結となった「さくら」「はやぶさ」と「富士」だけのようです。2本だけになっても座席車を連結しないのは意地というか怠慢というか・・・。

・鉄道で会話ができない
 いくら相手が鉄道好きでも「ユニオンパシフィック鉄道のシティ・オブ・ロサンゼルス専用のEシリーズ
*がいいんだよ」という会話は普通は出来ない。これまでの反応から考察するに、アメリカの鉄道の面白さを普通の鉄道ファンに説明することは、普通の人に鉄道の面白さを説明すること以上に困難なのである(先ほどのせりふは、鉄道に関心がない人に「サロ581って座席車なのに屋根が高くていいよね。」という会話をしてしまうのと同様の違和感を与える)。ゆえにアメリカ鉄道ネタを話す場合には、「アメリカの鉄道が好きで本やビデオまで調達してるんだけど...。」というレベルまで落とすことになるが、この場合、鉄道ファンよりむしろ普通の人に話したほうが反応が良くてかなり複雑な気分になる(⇒このホームページを拡充するに当たっても常に悩んでいるところなのだが)。かといって「E231系の性能についてどう思う。」なんて会話は理解できても参加したくはない。と言うことで鉄道ファン相手の場合、むしろ普通のネタで話している事が非常に多い。
 ちなみに模型の方はNでレイアウトを作ったりプラキットを仕上げるぐらいの能力はあるが、10年くらいさわっていない。ネットで観る限り海外の鉄道に興味を持つ人は模型ファンが多いようだが、私はダイヤや車両の分析や分類が好きで、これも会話の出来ない理由となっている...。

⇒もっとも、最近掲示板への投稿にもはまっていて、6年ぶりに大型全国版時刻表を購入するなど、国内型の知識修復にも力を入れている。


*シティオブロサンゼルスは、シカゴ〜ロサンゼルスをCNW(シカゴノースウエスタン鉄道)とUP(ユニオンパシフィック鉄道)経由で40時間で結んだ特急列車。1930年代後半に、M10002という流線型の連接式気動車を使用して運行を始めた。当初は5日に1往復という運転であったが、出力1800馬力のEシリーズ旅客用ディーゼル機関車三重連による客車編成に置き換えられ、1950年代には毎日運行となる。アムトラック化される直前まで運行。


私の与太話にもう少し付き合ってもいいという方はこちら
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2006年1月1日 URL移行にあわせて加筆(英語と梅酒)
2008年3月10日 近況を加筆