アメリカ旅客鉄道史おまけ(雑談と掲示板) 作者のアメリカ鉄道雑談

○雪山には注意が必要?
2004/2/9
 ここ数日私が一番気にしていたニュースは、自衛隊のイラク派遣(本日本隊がサマワ到着という話であったが)ではなく、雪山遭難である。

関学大14人全員救助 要請から49時間ぶり

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/0209ke12880.html

 このニュースで驚いたのは、遭難した場所が福井県の海抜1600メートル程度の場所ということ。これは登山を計画した当事者もそう思っただろう。大学サークルということで、未熟練な新入生も参加しており、今後計画に無理がなかったか、などの検証が行われるのだろうが、2000〜3000メートル級の北アルプスというのならともかく、フル装備で食料も無線機も持っての入山で、不可抗力であったのではないかと思うのだが、低い山でも冬山には気をつけようということであろう。
 ・・・こんな事が気になったのは、この季節、不用意に山に入る癖があるからである。
 2年ほど前のちょうど今ごろには、海抜800メートルのとある峠までバスにのり、数十分待てばやってくる逆方向行きのバスに乗っての折り返しを計画。しかし、平野部は普通の天候であったが、峠は積雪も相当+吹雪。さすがにこんなところで下車して後で迷惑をかけるのは問題であるので、峠ではチェーン装着を見物するだけにして、計画を変更し乗り通す事にした。去年も海抜500メートルの高原地帯にある墓地へ向かうバスに乗り、山道を歩いて別の場所に抜けようと計画したのだが、やはり予想外の積雪に怖気をなして、参拝者のふりをしておとなしく帰りのバスに乗車した思い出がある。一時期、道なき道を歩いて失敗しかけた事がある(夏だからそんなに危険はないが、予想外の道に疲労し沢水で喉を癒した・・・)ので慎重になっているのだが、折り返しのバスが乗ったバスと異なる場合、見込み違いや何かで、人里離れた山中に取り残される可能性があるわけである。1000メートル以下の場所ではあるが、転落事故でもやってしまって発見されなければ衰弱⇒凍死の可能性もあるわけで、12月に普段人が使わない山道を「登山不適格者」そのものの格好で歩いた経験のある自分は少し気をつける必要があるのでは、と感じてしまった。

注)登山不適格者・・・同名の本が日本放送出版協会から出版されている。これは登山者への注意をまとめた本。ちなみに、ハイキング程度の山歩きでもタブーなのはジーパン、運動靴。ビジネスシューズで剣山近辺をうろついた私の言えたことではないが(途中で誤りに気づき、靴下を3重に重ね履きすることで事なきを得てはいるが)。

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