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〇チャーター用車両あれこれ アメリカプライベートカー協会所属の貸切可能車両一覧 |
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作成中・・・実際利用可能なものだけで70両ほどあるので紹介もなかなか大変だったりする・・・ <寝台中心の車両> ・Birch Grove Cincinati Railway社 1950年製造のバッド社製個室寝台車。10ルーメットー6ダブルベッドルーム。サザンパシフィック鉄道「サンセット・リミテッド用」。アムトラックで1995年まで使用された。戦後の典型的な個室寝台車。 ⇒この会社、車両のチャーター料金を明らかにしていて、1日1両30〜40万円ほどとある。グループで借りれば安くつくかも・・・。 ・PACIFIC SAND 1950年製バッド社製個室寝台車。10ルーメットー6ダブルベッドルーム。ユニオンパシフィック鉄道で大陸横断列車などに連結された後、アムトラックで活躍。ほぼ原型のままだが、シャワールームの取り付けが行われているようである。 ・COLORADO PINE 1953年プルマン社製6セクション−4ダブルベッドルーム−6ルーメット寝台車(Lot 6909 Plan 4183)。ルイブル・アンド・ナッシュビル鉄道で活躍(旧名"Plantation Pine")。1967年に寝台車としての運用を休止、その後業務用車、観光列車などとなった後、改修工事が行われ、アムトラック路線で走行可能な状態に整備されている。開放式寝台区画を持つために収容定員が24人と大きい(元の寝台の一部がサービス用のスペースに改装されているようである)。 ・SILVER QUAIL American Rail Excursion社 全盛期の「カリフォルニア・ゼファー」用個室寝台車(11ダブルベッドルーム)。1952年バッド社製で当初シカゴ・バーリントン・クインシー鉄道に所属、その後アムトラックに引き継がれ1983年まで現役。 ・CIMARRON RIVER 1948年製FRISCO(テキサス州周辺で路線を展開していた鉄道会社)用14ルーメット6ダブルベッドルーム寝台車。プルマン社製。カナダ国鉄やVIAレールで活躍後、改装、ルーメット一区画をサービススペースにかえ、貸切用へ。 ・SKYKOMISH RIVER ミズーリ・レイルウェイ・グループ 1950年プルマン社製グレート・ノーザン鉄道「エンパイヤ・ビルダー」用寝台車。 デュプレックスルーメットを持つ面白い車両。 保有しているミズーリ・レイルウェイ・グループはインターチェンジ・フレート(幹線貨物鉄道のヤードから都市内への小口輸送を行う)を行う鉄道会社などを傘下に持つ本格的な鉄道会社らしい。 ・IMPERIAL SANDS 内装 1942年製4ベッドルーム−4ダブルベッドルーム−2コンパートメント寝台車。1930年代から40年代の典型的な全個室寝台車の雰囲気を残している。もともとはユニオンパシフィック鉄道の大陸横断ルート用で、塗装は同社の「オーバーランド特急」仕様。 <寝台+ラウンジ(作成中) ・Dover Harbor・・・唯一稼動中のヘビーウェイト寝台車(1923年製 Plan2951)。チャーター料は安くはないがその価値に比べれば高くはないとの事(日帰りのニューヨーク〜ワシントン往復で50万円程度)。Q&Aコーナーを見ると、最高運転速度176キロ(!)とある、大正12年製(まだ日本の客車は木造だった)の客車にそんな高速運行をさせるとは(台車は1950年代のものに交換されているので問題ないといえばない)・・・。 ・AMERICA 1927年製の元ニューヨークセントラル鉄道のビジネスカー(Lot 6109 Plan 7154) ・BELLA VISTA 1955年ユニオンパシフィック鉄道「シティ・オブ・ポートランド」用ドーム展望車、2001年にプライベート車に改造 ・Chapel Hill Cincinati Railway社 1922年に製造されたプライベートカー ・Oliver Hazard Perry Cincinati Railway社 1954年プルマン社製。当初の愛称は「Mount Resplendent」でカナダ国鉄の大陸横断特急「スーパーコンティネンタル」で運用された。広い応接間を持つプライベートカーに改装されている。 ・VISTA DOME Cincinati Railway社 1954年バッド社製。当初はドーム付きの展望座席車としてノーザンパシフィック鉄道のノースコーストリミテッドなどで活躍した。展望ドーム部分以外がプライベート仕様に改装されている。 |
<ページの履歴(著者備忘メモ)>
2005年5月3日作成
2006年1月7日 URL移設、背景変更